iPhone、AppleとCisco−3
Appleの製品と相互接続できるようになることで
Ciscoは何が嬉しいか?
まずLinksys。
LinksysはAppleTVと同じようなコンセプト
の製品を既に販売している。
PCの中に置いてある音楽や写真を家庭内
のステレオで聴けたり、映像をTVで視聴可能
にするExtenderを販売している。
Yahoo! Music onlineなどのコンテンツが再生できたりする。
しかしそれらは爆発的に消費者に支持されているかというと
そういった感じには見受けられない。
iTuneのようなキラーアプリの中のコンテンツが、
Linksysの製品を介してステレオで聴けたりTVで観れたりすると、
CiscoとしてはLinksys製品の売り上げ増に繋がると考えるはずだ。
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/EAEA8B7B-834C-4FCE-AC90-6D3BAEAFAA83.htm
また、こちらのサイトでは
Linksysデバイスを使ってユーザが話をすると、
それをPodcastとして記録し、
自動的にiTuneにアップロードする。
というPodcastを簡単に作るためのLinksysデバイスの可能性を紹介している。
次にScientific Atlanta。
Scientific Atlantaのセットトップ・ボックスから
iTuneにアクセスできる
というのはどうだろう?
iTuneをインストールするのは
ローカルのセットトップ・ボックスのハードディスク上である必要はない。
Scientific AtlanataおよびCiscoのHeadend Device
を使用したAT&Tのような通信事業者の設備内のストレージ・デバイス上でも良い。
(実際Ciscoが買収したArroyoはこれを可能にするNetwork PVRの技術を持っている。)
iTuneというキラーアプリを扱えるAT&Tは
Cisco、Scientific Atlantaの製品を購入するモチベーション
がアップするのではないだろうか。<続く>