iTunes DRMフリー&メジャーリーグ試合映像を配信


Apple iTunes Music プリペイドカード 10,000円 [MA165J/A]


先々月だかSteve Jobsが「レコード会社はDRMを諦めなさい。」
のようなことをOpen Latterで述べたばっかりなのだが、
これほど早くレコード会社が
本当にDRMフリーの発売を始めるとは
まさに驚きというほかない。
2007年4月1日は21世紀史の1Milestoneとして後世に残るだろう。


http://news.com.com/EMI%2C%20Apple%20partner%20on%20DRM-free%20premium%20music/2100-1027_3-6172398.html?tag=nefd.top


DRMフリーでもお金を取れるはずだという考えに基づいての
今回のEMIの行動だとは思うが、非常に勇気のある大きな一歩だ。
音楽だけでなく将来的にはVideoもDRMフリーにする予定があるという。
数年前いや昨日から比較しても隔世の感だ。
The Perfect Thing: How the iPod Shuffles Commerce, Culture, and Coolness


またAppleは2007年末までに、iTunesで販売される楽曲の半分は、
DRM付き、フリー両方のバージョンで提供する予定だそうである。


DRMフリーが商業的に成功するかどうかによるが
これからのDRMフリーとDRM付きは、マーケットで
どうポジショニンしていくのか興味がある。
この発表でのDRMDRMフリーのポジショニングとしてはこんなところか。

デジタル権利管理サービス音質1曲値段
DRM通常サービス既存の音質99セント
DRMフリープレミアムサービス高音質1ドル29セント


個人的に意外だったのはDRMフリーのほうに値段が高く
音質が良いものを持ってきた点だ。
もちろん消費者にとってはDRMフリーのほうが価値が高いに決まっているが
DRMフリー=不正コピー=音質悪い」
という構図が頭の中にあり、既存の発想とは逆だと感じた。




http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20346279,00.htm
もう一つのApple関連のNews。


iTunesメジャーリーグの試合の映像販売をするとのこと。
販売内容は


1.25分に纏められたその日のハイライト
2.「Game of the Week」という1試合まるごとみれるもの(週2本か?)


メジャーリーグは一度iTunesでのPodcastの配信を止めているだけに
今回の発表は興味深い。
25分に纏められたその日のハイライトなんて配信されると、
深夜のTVでのスポーツ番組は必要なくなるかも知れない。


観たいのは「xx選手のホームラン打つ瞬間」だけなんだけど
深夜のスポーツ番組って妙においしい部分は引っ張りまくって
最後まで観せてくれないのでモドカシイ、という経験をされた
ことのある人少なくないのでは?