iTunes DRMフリー&メジャーリーグ試合映像を配信
先々月だかSteve Jobsが「レコード会社はDRMを諦めなさい。」
のようなことをOpen Latterで述べたばっかりなのだが、
これほど早くレコード会社が
本当にDRMフリーの発売を始めるとは
まさに驚きというほかない。
2007年4月1日は21世紀史の1Milestoneとして後世に残るだろう。
DRMフリーでもお金を取れるはずだという考えに基づいての
今回のEMIの行動だとは思うが、非常に勇気のある大きな一歩だ。
音楽だけでなく将来的にはVideoもDRMフリーにする予定があるという。
数年前いや昨日から比較しても隔世の感だ。
またAppleは2007年末までに、iTunesで販売される楽曲の半分は、
DRM付き、フリー両方のバージョンで提供する予定だそうである。
DRMフリーが商業的に成功するかどうかによるが
これからのDRMフリーとDRM付きは、マーケットで
どうポジショニンしていくのか興味がある。
この発表でのDRMとDRMフリーのポジショニングとしてはこんなところか。
デジタル権利管理 | サービス | 音質 | 1曲値段 |
---|---|---|---|
DRM | 通常サービス | 既存の音質 | 99セント |
DRMフリー | プレミアムサービス | 高音質 | 1ドル29セント |
個人的に意外だったのはDRMフリーのほうに値段が高く
音質が良いものを持ってきた点だ。
もちろん消費者にとってはDRMフリーのほうが価値が高いに決まっているが
「DRMフリー=不正コピー=音質悪い」
という構図が頭の中にあり、既存の発想とは逆だと感じた。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20346279,00.htm
もう一つのApple関連のNews。
iTunesでメジャーリーグの試合の映像販売をするとのこと。
販売内容は
1.25分に纏められたその日のハイライト
2.「Game of the Week」という1試合まるごとみれるもの(週2本か?)
メジャーリーグは一度iTunesでのPodcastの配信を止めているだけに
今回の発表は興味深い。
25分に纏められたその日のハイライトなんて配信されると、
深夜のTVでのスポーツ番組は必要なくなるかも知れない。
観たいのは「xx選手のホームラン打つ瞬間」だけなんだけど
深夜のスポーツ番組って妙においしい部分は引っ張りまくって
最後まで観せてくれないのでモドカシイ、という経験をされた
ことのある人少なくないのでは?