OCNシアター、ぷららネットワークスとオンラインTV


2007年4月16日、OCNシアターで多チャンネル放送を始めると発表した。*1


4th MEDIAでは現在オンラインTV経由で
ベーシックチャンネル43、プレミアムチャンネル18、
合計約60chの放送サービスを提供している。
一方、OCNシアターはVoDのサービスのみで放送タイプのサービスはしていない。
が、2007年7月からは、既存のVoDサービスに加えて
この4th MEDIAで提供されている約60chのサービスを
そっくりそのまま提供することになる、そうだ。。。
画質的には、
標準画質テレビ相当の画質であるStandard Definition TVを
伝送速度6Mbsで届けることになるそうである。


ネットワーク的に考えると、、、
OCNシアターはVoD用のサーバー群を収容する
独自のHeadendを既に持っているはず。
また配信はIPv6網のFlet's .NETとB Flet'sを経由して各家庭に届く。
(東日本)*2 *3


一方4th MEDIAでは、下記の図のように
オンラインTVのHeadendから
4th MEDIAプラットフォームと呼ばれる
電気通信役務」を利用したぷららネットワークスの網、
さらにはB Flet'sを経由して各家庭に届くようになっている。
図にはないがこちらもFlet's .NETが必須条件になっているので*4
IPv6網を経由するはずだ。


Source:オンラインTV
http://www.onlinetv.co.jp/business_scheme.html


2つのサービスを同時に提供するということは、
ITProによると*5

NTT Comが提供しているテレビ受像機向け映像配信サービス「CONシアター」に,
ぷららの「4th MEDIAサービス」を利用してオンラインTVが提供している
多チャンネル放送サービスを,2007年7月から追加すると発表した。
NTT東西地域会社の FTTH(ファイバー・ツー・ザ・ホーム)サービス
Bフレッツ」を利用して,家庭のテレビに
60チャンネル以上の番組を提供するものである。

だそうであるから、OCNシアターのHeadendからはVoD、
オンラインTVのHeadendからは放送といった具合に
2つのHeadendから別々にコンテンツを流し、
OCN、ぷらら、それぞれのネットワークを経由。
Flet's .NETにて初めて合流。
B Flet'sを経由で各家庭に配信されるような
ネットワーク構成になることが予想される。


しかし、このネットワークはなんとなく不合理なネットワークに見受けられる。
ひょっとしたらOCN theaterと4th MEDIAはもうじき統合するのだろうか。
あるいはOCNとぷららのサービス自体も。
シナリオ的には筋書き通りではあると思うが。*6